Dynabook株式会社は教育機関向けの2in1デタッチャブル型Chromebook「Dynabook Chromebook C70」を発表しました。発売は2024年12月を予定しています。
教育現場でのタブレット
徳島県の教育タブレット端末問題が記憶に新しいと思いますが、教育の場でもタブレットは必須になりつつあります。特にコロナ禍の頃に一気に広がったと記憶していますが、iPadも多く聞きますが「Surface」もよく利用されているようです。
最近は安価で低スペックでも快適に動作するChromebookも多く導入されているようです。一昔前のネックだった「常時ネット接続が必要な点」も昨今のWi-Fi環境の普及もあり解消されてきていますし、セキュリティ面でもChromebookは優秀ですので普及が広がっているんでしょうね。
Dynabook
今回はDynabookがChromebook市場に参入するのも、勝算があるからだと考えられます。Dynabookと言えば東芝のイメージが強いですが、今はシャープが買い取り会社名自体がDynabook株式会社になっています。
「GIGAスクール構想第2期」に向けた製品で、「GIGAスクール構想」学習者用コンピュータの標準仕様に準拠しています。GIGAスクール構想とは、2019年に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組みの事です。
ちなみに「GIGA」は「Global and Innovation Gateway for All」を意味しています。
同様のコンセプトで開発したWindows OS搭載の「dynabook K70」と共に学習者用コンピュータのラインアップを用意すると発表しています。
「Dynabook Chromebook C70」は、ChromeOSとタッチパネル付き10.1インチWXGA液晶を搭載。デタッチャブルタイプを採用しており、タブレットを支えるスタンドがない自立型デザインで、スペースをとらず机を広く使えます。
タブレット本体からキーボードを取りはずせば、10.1インチタブレットとして使用することができます。ペンはキーボードドックに設けたペン収納スロットに収納することで充電も可能です。
スペック詳細
商品名 | Dynabook Chromebook C70 |
---|---|
OS | ChromeOS |
形状 | 2 in 1デタッチャブル(キーボードドック付属) |
質量 | キーボードドック接続時:約1.1kg以下(予定) |
CPU | MediaTek Kompanio 520 |
内蔵メモリ | 4GB/8GB 選択可 |
内蔵ストレージ | 32GB/64GB 選択可 |
ディスプレイ | タッチパネル付き 10.1型 WXGA 広視野角 TFTカラーLED液晶 1,280×800ドット |
Webカメラ | フロントカメラ / リアカメラ |
無線 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
LTE | 選択可 |
主な同梱物 | 充電式タッチペン |
バッテリー駆動時間* | 約12時間(予定) |
主なインターフェース | タブレット:USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ×1、USB3.2(Gen1)Type-C コネクタ×2(PD対応)、マイク入力/ヘッドホン出力端子×1 |